こんにちは!海斗です!
phaさんの『どこでもいいからどこかへ行きたい』を読み、いいなと思ったので地元ホテルに泊まってきました!
phaさんは安いビジネスホテル、カプセルホテル、サウナ、スーパー銭湯、ネットカフェなどに泊まります。
そこには憧れなかったので、普通のホテルにしました。
1泊8,000円のところだったのですが、
知人2人に話したら、「高級」「高い」と言われましたが、みなさんはどう感じるでしょうか?
バス・トイレ含み18平米9.8畳の部屋は、普段8畳の部屋に居る僕には「窮屈」なものでした。
2日目には慣れましたけどね。
phaさんは「日常からの距離が大事」と言っています。
けれどもコロナ禍で県外に出るのも憚られるし、昔から眺めていた地元のホテルにしました。
phaさんは言います。
「普段と違う環境に身を置くことによって、自分の普段の暮らしを相対化する」
「人間は周りの環境の影響をとても受けやすいものだから、自分のいる環境によって考えることが違ってくる。
1つの場所にずっといると考えが固まって視野が狭くなるし、別の場所に移動するだけで違う発想が生まれてきたりする。
だから時々場所を変えていろいろな角度から物事を考えてみることが大事だ。」
今回はこの言葉を試してみようという実験でした。
部屋は14階で、関東の地方都市のビル群を見渡すことが出来ました。
この土地は、自分の住む住宅地とは違い、遊んだり働いたりする「都会」なんだと、
そしてそれは地域の役割分担みたいなものなんだなと、街の性質、地域のあり方みたいなものを感じました。
僕の地元に対する物の見方が更新されました。
これはあのホテルのあの部屋だから考えたものでしょう。環境が発想に影響を与えていました。
ホテルの部屋で、安心して一人でした。
親の目の届かないその場所で、僕は初めて「全裸で就寝」しました。
全裸の就寝は睡眠に良いと聞いていましたが、親の目もあるので実行はしていませんでした。
安心して一人で居て、「伸び伸び」と生きたかった、押さえつけられていたんだなと気づきました。
それで、全裸で就寝してみました。
十分な羽伸ばしが出来たと共に、家でも伸び伸びと生きるよう心がけたいと思っています。
phaさんが旅に求めているのは珍しい経験や素晴らしい体験ではなく、単なる日常からの距離だけだと言います。
僕もそれに習おうかとも思ったのですが、
街の小料理屋で食べるもつ鍋やホテルの朝食など、外泊した時にしか味わえない料理に喜びを感じていました。
短い時間の滞在から、短期の宿泊、数十年の定住とその土地に「居る」時間は様々ですが、
居心地にハード面とソフト面があるなと思いました。
居場所のハード的な面というのは、椅子とテーブルから始まって、部屋、家、街、地域。
家具職人や建築家、エリアデベロッパーなんてプロの活躍する分野です。
そして居場所のソフト面ですが、僕はこの地域の本屋が合わない!図書館も合わない!です。
好む本が違うということは、考えてることが違うということで、
僕はこの地域の人たちとは根本的にズレてるのかな?と思い至りました。
思えば高校時代、横浜まではるばる服を買いに行ってた時期もあります。
人によっては、その土地の「水」が合わないということもあるだろうし、
「食べ物「や「お酒」が合わないということもあると思います。「人」が合わないとかも。
1泊のホテル宿泊でそこまで気づけたのは大きな収穫です。
今後の旅行の土台となる「物の見方」を手に入れられたような気がしています。
街興し、地域興しをされてる方の本なども読んでみたくなりました。
『どこでもいいからどこかへ行きたい』もまた読み返したいと思います。
長文、お読み頂きありがとうございました。
コメント
1泊8000円は僕にとっては高いですねぇ。
まぁ懐具合が全然違うでしょうから。
なるほど、裸はホテルで試したのですね。
確かにそれはネカフェだと出来ない(少なくとも僕は)ので、
ホテルで正解だったんでしょうね。
図書館とか本屋であまり不満を感じないですが、
毎日変化していくような物でもないし、
他の県の施設を周って比較するのは面白そうです。
コメントありがとうございます。
8000円って世間的にはいい値段なんですね〜
夕食6千円のホテルでそれには挑戦しなかったんで、やっぱり高級だったのかな?
逆にホテルだから思いついたアイデアなんだと思います。
ネカフェならネカフェでネカフェでしか出来ないことを思いついたと思います。
本屋は店によって目立つように見せてる本が違うので面白いです。
神戸のジュンク堂が好きです。