こんにちは!海斗です!
「私のDX」という記事を書こうと思ってたら『仮想空間シフト』という本を人に勧められました。
読書メモをシェアします。
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仮想空間シフトの本質を言語化して伝えることで、アフターコロナの世界で進化できる人を一人でも増やしたいと思って作ったのが本書です。
うまく仮想空間シフトに適応した人は、中国経済のように超速で進化していくはずです。一方でコロナが収束したと安心して元の生活様式に戻る人々もいるでしょう。アフターコロナに起きるのはこの二極化です。
変化に対応できる人と、出来ない人しない人の断層ができます。
新型コロナウイルスという未知の脅威によって全く新しい社会に変化したというわけではなく、もともといずれはそうなるはずだった未来の姿に、少し早く強制的に進化させられたのです。
我々が、仕事をしたり生活したりする空間が、物理空間から仮想空間へとシフトしています。
働き方にせよ生活にせよ、いきなりすべてがガラッと変わるわけではないし、いきなり変える必要があるわけでもないです。取り入れられるところから取り入れていってもらえれば、というところです。
将来的な仕事のあり方の究極のカタチは、人がそれぞれ専門的なスキルを持っていて、その人々がプロジェクト単位で一瞬だけチームを組んで仕事をこなすことです。
AIが発達すればどんどんマッチングコストは下がっていきます。過去の実績や実力がブロックチェーンで個人に紐付いた上で、その情報をAIが処理してプロジェクト毎にチームを作ってくれればいいわけです。
仕事はオーケストラからジャズになります。
定例会議でなく、「最近君がFaceBookに書いているあの件なんだけど、こういうアイデアは使えないかな?」というようにストックをきっかけに会議がホットスタートするのが理想。
仕事によって住む場所が制限されるということがなくなるワケですから、程度の問題はあれ間違いなく東京から地方へ移住する人は増えるでしょう
「自分の人生を豊かにしてくれる土地」に住む
「よい仕事をするため1番よいところに住みたい」という価値観も出てくる
ノマドという刺激のある働き方・暮らし
テーマが面白かったり、粋に感じるプロジェクトを立ち上げると、多くの優秀な人が報酬なんて関係なく集まってきます。しかもそこには熱意があるから、契約なんて度外視してどんどんコミットしてすごい生産性を発揮します。
自分がモチベーションを燃やせるような仕事やプロジェクトに出会うためにはどんなことを意識すべきなのでしょうか?ひとつは問題とか課題、マッキンゼー的に言うならイシューを見つける能力をつけることですね。世の中って本来こうあるべきじゃないかとか、仕事ってこうあるべきだよね、という思想を持っておくことです。
みんなが「自分が解決したい問題はなんなんだ」と考え始めたとき、目的の決まってない活動が充実してない社会や組織は魅力的なイシューを提示することができず、生産性が落ちてしまう。
デジタルの世界というのは問題を解決することには向いていますが、そもそもの問題を思いつくことには実は向いていません。
問題提起に敏感になるには、非調和的なものを生活にとりいれることです。いつもと違う道を歩くとか、1つ前の駅で降りるとか、何か自分のシステムを揺らしてみましょう。システム通りの日常からはあらたな知識を得ることはありません。アクシデント的な気づきをたくさん得られるように、能動的になる必要があります。
・書店で自分とは全然関係のない職業の本棚を歩いてみたりとか
・人の脳は混乱したときに1番働くので、その状況を生み出すために「不快の海に飛び込む」とか
従来の働き方とか会社というのに縛られていると、その会社のその仕事、すなわち1つの問題を解くのだけが上手い人になってしまいますから、仮想空間に出ることで自分とは異質の人たちといろんなプロジェクトを経験できるようになるといいでしょう。(複業こそ安定という考え方が前提にある)
デジタルディバイド(格差)というのはテクノロジーを「使えるかどうか」でしたが、アフターコロナに起きるのは「価値観ディバイド」。それは「テクノロジーを使おうという価値観を持ってるかどうか」。仮想空間の中で仲間を作って一緒にプロジェクトを持ったり、新しい出会いを作ったりというのを「当然」だとさえ感じていれば、テクノロジーを使えるかどうかというのはさほど問題にはなりません。
これから、どのような社会を築いていくのか、これからどのように生きていくのか、
という問いにしっかりと向き合いましょう。
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リアル生活の充実こそ正義という時代は過ぎ、
ネット生活の充実具合こそ正義という風にZ世代はなっており、
大人もそのように生きるようになる、というような指摘も本書ではありました。
マスメディアが力を失い、知縁でコロニー(コミュニティ)が出来るとき、
外の世界との交流が課題になるのかもしれません。
この本はKindleアンリミテッドで読みました。
ご興味ある方は是非読んでみて下さい。大変勉強になりました。
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